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カラス対策講習会/野生動物への無自覚な餌付けストップキャンペーンを実施

講演会の様子

講演会の様子

飯田市鳥獣被害対策協議会は12月16日、飯田市鼎のJAみなみ信州営農部大会議室で、農家ら20名が参加し、カラス対策講演会を行いました。

野生鳥獣による同市の農作物への被害は、2012年の約7,900万円をピークに年々減少し、2016年は約5,000万円となっています。
これは、防護柵の設置などの対策による効果が大きいと考えられますが、カラスによる被害は増加傾向で、2016年は約800万円ほどの被害がありました。
同協議会は、カラスによる農作物への被害防止、また、ゴミあらし、ふんや騒音、送電トラブルなど、カラスによる市民生活への悪影響を防ぐため、今年度、国立大学法人総合研究大学院大学とカラス対策に係る受託研究契約を締結しました。
同協議会は、7月に同市下久堅地区及び喬木村大原地区の農家を対象に、カラスの生態及び対策についての講演会を開催し、ほ場へのカラス侵入防止策を提案するなど継続的にカラス対策を進めています。
今回は、同大学の塚原直樹助教が「カラスの生理・生態を知り、被害を防ぐ」を演題に講演しました。
同氏は約15年間カラスの生態を研究しており、カラスは行動ごとで、鳴き声が41種類あることを発見し、カラスの鳴き声を使ってカラスを誘導することに成功しています。
また、カラスの利用価値を高めるため、カラスのレシピ本を執筆して出版するなど、カラス博士として有名です。
講演会では、マヨネーズなど油っぽいものが好物、嗅覚が悪い、紫外線を見ることができるほど視覚がよい、縄張り意識が強い、翼に物が当たるのを嫌がるなど、カラスの生物としての特徴を中心に説明されました。
同協議会はカラス被害対策を目的に、2018年1月15日~21日、同市及び近隣町村で「野生動物への無自覚な餌付けストップキャンペーン」を実施予定です。
畑の農作物の残渣処分、残っている果樹の摘果、生ごみの徹底的な管理するなど住民の協力が必要で、これは全国で初めての取り組みです。
塚原さんは「この取り組みが、人間と野生動物の共生の一助になればうれしいです」と話しました。
 


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