雨乞いの掛け踊り

飯田市上村下栗の掛け踊りは、国選択無形民俗文化財に指定されており、約450年前から伝わり、受け継がれてきたと言われています。
村の土産様(うぶなすさま)をはじめ神仏をまわる盆行事として発展してきましたが、夏の日照りに行った雨乞い踊りであるとの解釈もあります。
干ばつに苦しんだ住人が素朴な舞いを神々仏たちに踊りかけ雨乞いするとともに、豊穣を祈願するために伝えられた願かけ踊りとして伝わっています。
踊り手は、浴衣、もも引きと鉢巻き、たすき掛けをした太鼓の打ち手、持ち手2組と棒振り2人、菅笠をかぶり、緋(あか)の布を着た小学生以下4人の子女郎(こじょろう)の10人です。
8月15日の午後、十五社大明神の神社の前で、大人たちは飛び跳ねるようにして太鼓をたたき、少女らは笠につけた紙垂れを優雅に揺らしながら踊ります。
以前は村内数ヵ所を巡って踊られていましたが、現在は省略されています。
下伊那では他に、天龍村に坂部の掛け踊り、向方の掛け踊り、大河内の掛け踊りがあり、山深い集落の盆行事として伝承されています。


写真=JAみなみ信州オリジナルカレンダー2013年8月掲載の雨乞いの掛け踊り(撮影地/飯田市上村下栗 撮影者/今村健さん・飯田市松尾)

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