下伊那郡松川町のJAみなみ信州まつかわインター選果場で6月28日、平年並だった昨年より9日早く、早生種の桃(日川白鳳、たまき、赤宝)の選果が始まりました。
当JAによると、春先の高温から開花時期が平年より10日程早まったため収穫が早まったとのことです。
初日となったこの日は、飯田市2軒、北部地域6軒(喬木村、豊丘村)の計8軒の農家から34コンテナ(1コンテナ9㎏)の集荷があり、約30人の作業員が選果作業を行いました。
早生種の選果作業では、作業員がベルトコンベアーの上を流れる桃のキズや形を目視で確認し不良品を取り除き、良質な桃だけが1ケース5kgの箱に詰められ、この日選果された桃は当JA直営の直売所へ出荷されました。
当JAによると、早生品種の桃は2週間ほど選果し、出荷見込みは3,000ケース(1ケース5kg)です。
この日の桃は糖度が12~13度と、例年の11度ほどから1~2度高く、担当者は「初日からこの糖度だと今年は期待できます」と話しました。
当JAの主力品種で中生種の白鳳、あかつきの出荷は7月13日を予定し、また8月上旬からは晩生種の川中島白桃の出荷が始まり、8月中旬まで桃の選果作業が続きます。
今年は自然災害の影響もなく順調に桃が生育しているため、当JAの桃の出荷量は全体で昨年並みの19万ケースを見込んでいます。
当JA営農部販売課の遠山実主任は「6月に雨が少なかったので一回りほど小さいですが、美味しい桃に仕上がっています。JAみなみ信州特産の桃を多くの皆様に食べていただきたい。」と話しました。
尚、まつかわインター選果場近くの当JA農畜産物直売所もなりんでは、7月21日、22日に桃まつりを開催し、毎年ご好評いだたいております規格外品の桃販売、桃の食べ放題などを今年も行います。
多くの皆様のご来店をお待ちしております。