JAみなみ信州と管内の11市町村で構成する南信州・担い手就農プロデュースは、3月24日、JA本所で、南信州担い手就農研修制度の第1期研修生修了式を行い、第1期研修生や行政、(株)市田柿本舗ぷらうやJA役職員ら24人が参加しました。
同研修制度は、地域農業の担い手不足への課題に対しIターン就農希望者の農業研修の場として2019年に官民が一体となり立ち上げました。
この日修了式を迎えた第1期研修生の4人は、寺沢寿男組合長から1人ずつ修了証を受け取りました。4人は今後、豊丘村2人、高森町1人、喬木村1人とそれぞれ就農し、研修で学んだきゅうりと市田柿栽培を中心に、シャインマスカットやいちごなどとの複合経営に取り組んでいきます。
研修生を代表してあいさつに立った坂詰正夫さん(47)は「研修で学んだことを活かし、地域農業の担い手として貢献できるよう、精一杯農業に取り組んでいきます」と就農への決意を述べました。
寺沢組合長は「研修の中で農業の大変さを感じ収穫の喜びを味わえたと思う。農業は日々技術を磨き、経営を身につけていかなくてはならないが、地域の皆さんや生産者の仲間と協力し合い行っていくことがとても大切です。夢を持ち続けて農業を頑張ってほしい」と激励しました。
同式では"自らの手で道を切り開いてほしい"との思いを込め、記念品のスコップが送られました。
同研修制度の研修生は現在2期生5人が在籍し、4月には3期生となる5人が入所を予定しています。