南信州・担い手就農プロデュースは、4月3日、飯田市鼎のJAみなみ信州本所で、南信州担い手就農研修制度第3期研修生の研修入所式を行いました。
同プロデュースは、それまで各行政やJAがそれぞれに進めていた新規就農者誘致事業を、官民が一体となり推進することで南信州を広く知ってもらおうと、JAみなみ信州と管内の8つの市町村が連携し2017年12月に発足、現在は13の市町村と連携し、都市部で行う就農相談会での共同ブース出展や現地訪問会などを行っています。
就農希望者の受け皿として、南信州担い手研修制度で取り組む2年間の農業研修プログラムは当JAグループ会社市田柿本舗ぷらうで受託し、当地域の特産で研修制度推奨品目の夏秋きゅうりと市田柿の栽培、加工から出荷までの実習研修を中心に取り組んでいます。
今期入所した第3期研修生は、東京都や神奈川県、千葉県出身の20代から50代の男性5人で、前職は公務員やIT関連、精密業の会社員などです。
行政の地域おこし協力隊(豊丘村2人、喬木村2人)やぷらう社員(1人)として研修を行っていきます。
入所式であいさつに立った当JAの寺沢寿男組合長は「農業は技術を身につけるだけでなく、経営することも大切です。苦労の分喜びもある農業の魅力を感じてもらい、2年後の就農を目指してしっかり研修してください」と激励しました。
研修生を代表して木村一郎さん(55)は「栽培技術や農業経営を研修で習得し、地域の中核的農業者の一員となれるように努力していきます」とあいさつしました。
研修は、4月中旬のきゅうりの定植から本格的に始まり、2年目のシーズンを迎える2期生5人と一緒に実習を進めていきます。