飯田市大瀬木の伊賀良保育園(社会福祉法人笠松会)は、5月27日同園近くの畑でさつまいもの植え付けを行いました。
同園での食育活動は25年以上続き、JA青年部伊賀良支部が食育活動の一環として毎年協力をしています。
例年は地元の農家の方々も参加し食育活動を通じて地域の交流の場となっていましたが、今年は新型コロナウイルス感染防止に配慮し、JAとJA青年部の協力で実施しました。
この日、JA伊賀良支所より営農課職員1名とJA青年部同支部4名が参加し、年少から年長のおよそ90名の園児に苗の植え方を親切に教えながら、約2時間の定植作業を行いました。
園児らは、教えられたとおりに穴の深さや葉の向きなどに注意しながら苗を植えました。最後に年中の園児が見守るなか、年長の園児が苗ごとに丁寧に水やりを行いました。
同園の渋谷章二園長は「子供は体験しながら成長します。自分たちが植えて実ったさつまいもを収穫する喜びは、子供たちとって貴重な体験になります」と話しました。
またJA青年部同支部の木下義隆支部長は「新型コロナウイルスの影響で園児が参加せず保育園の職員と青年部で食育活動を行う保育園もある中、実施できてよかった。この農業体験を通じて、自然に囲まれて土に触れる楽しさと食の大切さを学んでもらいたい」と話しました。
この日植えたさつまいもは、散歩のときに水やりをするなど園児らが管理をしていきます。収穫は10月下旬頃になる見通しで、収穫祭や焼き芋大会を予定しています。