JAは9月15日、豊丘村のJA総合集荷販売センターで、第4回JAみなみ信州ぶどうコンクール【シャインマスカットの部】の審査会を開きました。
ぶどうの栽培農家が年々増加する当JAでは、消費者から選ばれる産地づくりのためにはぶどう部会全体のレベルの底上げが必要だと考え栽培技術や品質の向上を目的に、シャインマスカットとナガノパープルのコンクールを独自で行っており、シャインマスカットの部は今年が4年目の取組みです。
この日はJA管内の生産者19人から各1ケース(1ケース3㎏)の出展があり、長野県南信農業試験場、南信州農業農村支援センター、JA全農長野南信事業所の職員と同部会の正副部会長の6人が一箱ずつ慎重に審査を行いました。
審査員は房の色沢や形状、病害、食味を審査し、JA職員が房の粒数、粒重、糖度を測定し、1項目ずつ点数を付け、7項目の合計点数をもとに順位を決めました。
審査委員長を務めた同試験場の前島勤栽培部長は「審査した房は全体的にボリュームもあり、多くのものが見事な仕上がりでした。できるだけ多くの房がいい状態で出荷できるために、これからも技術研鑽に部会全体で取組んでもらいたい。年々良いものが多くなってきているので期待しています」と話しました。
同部会の友谷光部会長は「まだ歴史の浅い産地だが、競合産地に肩を並べられる品質を部会として目指しています。ほかの生産者のぶどうと見比べ、今後に生かしてもらいたい」と話しました。
同審査会では最優秀賞1点、優秀賞3点が選出され、来年2月に開催予定の同部会推進大会で発表と表彰を行います。