中部9県で地域農業を牽引する若手農業者を表彰する第79回中日農業賞で優秀賞に選ばれた飯田市上郷の岡島英由さん(40)が妻の綾香さん(40)とともに、11月18日賞状と盾を受け取りました。
表彰式は岡島さんの自宅で行われ、中日新聞社や長野県など関係機関担当者が参加しました。
岡島さんは「地域のためにとの思いでやってきたことが評価されうれしい」と話しました。
岡島さんは大学卒業後、2年間アメリカにわたり大規模農業を学びました。2005年に親元で就農し、景観保持や雇用創出に向けた遊休農地解消にも積極的に取り組み、また2018年には経営基盤の強化を図り法人化しました。
現在は約2.5ヘクタールの農地でトマト、キュウリ、ネギ、ブロッコリーなどを栽培しています。
県農業青年クラブ会長など若手農業者組織の役にも携わり、技術向上や経営方針指導など若手農家育成にも力を入れ、就農を希望する研修生の受け入れも行っています。
岡島さんは「家族やスタッフ、地主、消費者の方も含め、周りの人が幸せを感じるきっかけになれるように引き続き頑張っていきたい。誰でも農業に携われることをこれからも伝えていきます」と意気込みを話しました。