JAは2月28日、飯田市役所でJAバンクアグリ・エコサポート基金が発行する補助教材『農業とわたしたちのくらし』の教材本とDVDの贈呈式を行いました。
JAの寺沢寿男組合長が熊谷邦千加教育長に教材本を手渡しました。
JAは、子どもたちが食・環境と農業への理解を深めるきっかけとなることを願い、2008年から同教材本を全国の小学校に贈呈し今年で15年目を迎える取り組み。同JAでは4月に5年生に進級する同JA管内の全児童を対象に1,800冊を贈呈します。
JAでは、地域貢献活動として各地域の保育園や小学校などで農業体験や伝統食づくりなど様々な食育活動を行っています。寺沢組合長は「この地域は多くの品目が生産される全国的にも誇れる農業地域です。次世代を担う子どもたちに食育活動を通して農作物を育てる大変さや喜びを伝え、地域農業に関心を持ってもらいたい。地産地消が重要性を増す中、食育活動への思いをさらに強く持ち贈呈した。JAとしてもしっかりお手伝いさせていただきます」と話しました。
熊谷教育長は「農業や食についてわかりやすい教材で大変ありがたい。子供たちにも地域の自然と農業のすばらしさに誇りを持てるよう、食農教育を深める教材として活用していきたい」と延べました。
この教材は小学校(5年生を中心とする高学年)の授業で活用することを目的に、食農教育・環境教育などを基本テーマとした補助教材で、子ども達や教員からの意見を元に毎年改良を重ねています。私たちの生活に欠かせない「食」と「農業」、また「環境」と「農業」の密接なかかわり、さらに安定した食を各家庭に届けるための流通や農畜産物の全国の産地等をイラスト・写真・グラフをふんだんに使いながら総合的に学習することで、農業に対する理解を多面的に広げていくことをねらいとしています。