JAでは施設栽培のぶどう「クイーンルージュ」の出荷が最盛期を迎えています。総合集荷販売センターでは7月26日、高森町の生産者からおよそ155kgのクイーンルージュが持ち込まれ、検品作業を行い、東京と関西・県内の市場へ出荷しました。
クイーンルージュは「シャインマスカット」と「ユニコーン」を交配し長野県で育成された甘みの強いぶどうで、青系の「シャインマスカット」、黒系の「ナガノパープル」に続く種が無く皮ごと食べられる赤系ぶどうとして注目を集めています。
営農部によると管内では341人の生産者がおよそ17ヘクタールで栽培し、今年度露地栽培も含めクイーンルージュ全体でおよそ1トンの出荷を見込んでいます。
営農部果実柿課ぶどうチーフの片桐将史主任は「デビュー3年目を迎えた期待のクイーンルージュ。品質にこだわり県内一の高品質産地を目指し生産者は栽培に取り組んでいる。粒の張り、房型、着色共に素晴らしく糖度抜群の最高の仕上がりになった」と太鼓判を押しました。営農部販売課の伊藤謙三主任は「南信州産の品質の高いクイーンルージュを多くの人に味わってもらいたい。市場へもしっかりとPRし、高値で販売することで生産者の皆さんに還元した」と意気込みました。
JAではクイーンルージュの出荷最盛期を露地栽培の出始める9月下旬から10月上旬を見込み、マレーシアや台湾など海外への輸出も予定しています。