JAは8月1日、松川インター選果場で早生りんご「シナノリップ」の出荷を始めました。昨年より4日早い初出荷となりました。シナノリップは共選するりんごではJAトップバッター。食味や着色が良い早生りんごとして市場からの期待も高い品種です。選果場ではこの日、飯田市、松川町、豊丘村の生産者から28コンテナ(1コンテナ約14kg)を受け入れ、県内、中京の市場へ出荷しました。
営農部によると、今年は病害虫の影響もなく順調に生育が進んでいます。若干日焼けが心配されるものの、日照が十分確保できたことから糖度が高くおいしいリンゴに仕上がっています。JAでは、JAりんごの主力「サンつがる」へとつなぐ早生種として期待でき、食味もよく人気があることからシナノリップの栽培面積の拡大に取り組んでおり、今年度シナノリップの出荷を25トン(前年比111.3%)と見込み24日頃まで出荷していきます。
営農部果実柿課のりんごチーフ、今井悠哉主任は「いよいよ今年のリンゴの出荷がはじまり、主力のサンつがるにつながる良いスタートが切れた。色付きも良く、甘く美味しいリンゴに仕上がっている。暑い中生産者が丹精込めた夏のりんごをぜひ多くの方に食べてもらいたい」と話しました。