松川支所営農課とグループ会社の(株)オートパルいいだまつかわ農機センターは9月2日、まつかわ農機センターで「大型農機具点検安全講習会」を開きました。近年増加している農機具による事故の未然防止と農作業の安全意識向上を目的に初めて企画。参加者は大型農機具の基礎的な点検と安全な使い方を学びました。
9月の秋の農作業安全運動に合わせ開いた講習会は、果樹栽培が盛んな同町の農家が使うことが多いSS(スピードスプレーヤー)・トラクター・高所作業車・乗用モアを対象に、それぞれ時間を分けて行い延べ22人が参加しました。
7人が参加したSSの講習会では、担当者が基本的な使い方や作業時の注意点を説明。その後(株)ショーシンの塩崎洋久課長が使用前後の点検や整備の方法、冬場の管理などについて実演を行った。参加者は真剣な表情でメモを取りながら説明に耳を傾け、「気温が低い春先に使用した時の凍結防止対策は必要か」や「傾斜地で使用する時の注意点は何か」などの質問をし、理解を深めました。
講習会に参加した堀木達男さん(29)は「エンジンオイルやベルトなどは毎回確認しているが、細かい部分まで話を聞くことができ参考になった。使用前後の点検と適切な使用を心掛け安全作業を徹底したい」と話しました。
営農課の坂巻勲課長は「農機具による事故は年々増加傾向にあり大きな事故になることが多いが、正しい点検と適切な操作が事故防止に繋がる。農機具を大切に使うことで機械寿命を延ばすことも意識してほしい」と話しました。